混合や完全ミルクで育児していくことになると、哺乳瓶は必要不可欠です。
私も、出産直後はすぐ母乳が出なかったり、赤ちゃん自身が上手に飲めなかったりして、ミルクを足すことになったので哺乳瓶は大活躍。
ただ、知識なく購入して失敗したなと思うこともあります。
この記事では、私が買った哺乳瓶の使用感、色んな哺乳瓶を使って気づいたこと、哺乳瓶選びのポイントについて紹介します。
ガラス製とプラスチック製の違い
哺乳瓶は、ガラス製とプラスチック製に大別されます。
レビューの前に、ガラス製とプラスチック製の違いと、使い分けをまとめておきます。
知ってるよ‼という方は読み飛ばしてかまいません◎
このように、ガラス製とプラスチック製は逆の性質を持っているので、状況によって使い分けが必要です。
プラスチックのほうが劣化が早いので、使用頻度は少なめにしていました。
また、我が家では以下のように使い分けています。
ガラス製 ➡ 初期・室内利用
プラスチック製 ➡ 後期・外出用
私は、どちらかというとガラス製派です。
プラスチックも軽いし危なくないので良いのですが、傷がつきやすく2人目ができたら買い直しだなと思ったのと、長~く流水を当てないと冷めない(毎日のことなので水道代も勿体ない…)のがネックでした。
そして、哺乳瓶も赤ちゃんによっては好き嫌いがあります。
哺乳瓶によって乳首の形状が違うから、と言われています。
しかし、娘も今ではどの哺乳瓶でも飲んでくれるようになったので、諦めずに飲ませてみると慣れてくれるかもしれません。
哺乳瓶6種のレビュー
哺乳瓶は、計6種類使いました。
ガラスを4種、プラスチックを2種持っていますが…正直、こんなになくても大丈夫です。(笑)
引っ越しや旅行などで外出する機会があり、消毒が間に合わないと困るので買い足していました。
ただ、出産祝いで貰ったりフリマアプリで購入する(未開封のもの)こともあったので、哺乳瓶6本で4500円程程度でした。
では、6種の哺乳瓶をそれぞれ紹介していきます。
※容量や素材は私が購入したものを記載しています。複数の容量・素材の哺乳瓶が売っているので好みで選んでください。
ピジョン 母乳実感 産院用
容量:100ml
間口:狭い
素材:ガラス製
産婦人科で出産後の入院中から使っていた哺乳瓶です。
産院用のものなので、使っている病院も多いのではないでしょうか。
そしてありがたいことに、退院時に1本戴けました!
最初は3時間おきの授乳。
毎回消毒するのは大変ですし、これが万が一割れたら困るので同じものを1本買い足しました。(200mlタイプもありますが、乳首が新生児用ではないので最初は使えないかもしれません。)
一般的な哺乳瓶は、乳首と瓶をつなげるパーツがあるのですが、これは乳首をそのままかぶせるだけでいいので簡単ワンタッチです!
新生児用ですが、すごく使いやすくて生後4ヵ月頃までお世話になりました。
ただ、フタがないので外出時の持ち運びには不向きです。
- 乳首をかぶせるだけで準備が楽
- 新生児から飲ませやすい
- フタがないので持ち運びに不便
チュチュベビー
容量:160ml
間口:広口タイプ
素材:ガラス製
ミッフィーが好きなので(笑)メルカリで未開封のものを安く購入しました。
生まれる前に準備した哺乳瓶はこれだけです。
離乳食期も毎日使っていたので、買ってよかったと思います。
チュチュベビーの哺乳瓶は、吸う力に合わせてミルクが出てくるスーパークロスカットの乳首なので、新生児から離乳期まで乳首のサイズを変える必要がありません。(劣化による交換は必要)
空気穴もないので飲ませるときに向きを気にしなくて良いです。
吸わないとミルクが出てこないので、倒してもこぼれないですが、腕にたらして温度確認することもできません。
私が持っているミッフィーの哺乳瓶はネットで購入可能ですし、チュチュベビーの最新の哺乳瓶なら店頭で購入できます。
しかしピジョンほどどこにでも売っている商品ではないので、乳首を買い直すときなどは不便ですね。
- 乳首のサイズ替え不要
- 倒してもこぼれない
- 乳首などの部品が手に入りづらい
ピジョン スリムタイプ
容量:240ml
間口:スリムタイプ
素材:ガラス製
ピジョンは母乳実感が圧倒的に有名で、こちらはあまり使われているのを見たことがありません。
急遽遠出することになり買い足したのですが、1,000円以下で買えるのでお値打ちに買い足したいときはおすすめです。
倒しても転がらないように底が四角になっています。
スリムタイプなので、ガラスの割りに軽くてコンパクトで持ち運びしやすいですが、口が狭く粉ミルクが入れにくいのが欠点です。
乳首の穴は少し大きく生後4か月からの対応ですが、乳首の付け替えも可能です。
生後3か月の哺乳瓶拒否の時期は飲んでくれなくなり、失敗したか…と思ったのですが、今では毎日使っていて、一番コスパのいい哺乳瓶だと思っています。
主人が一番使いやすいと気に入っている哺乳瓶でもあり、こちらのプラスチック製も買おうかと思ったくらいです(笑)
- 細身で持ちやすく、外出用にも向いている
- 値段が安い
- 口が狭くて粉ミルクが入れにくい
ビーンスターク
容量:240ml
間口:広口タイプ
素材:トライタン製
初めてプラスチック系(トライタン)で購入したのがビーンスタークの哺乳瓶です。
豆のデザインが可愛く、乳首のサイズ替え不要、底が四角で転がりにくい、広口で粉ミルクも入れやすい、ガラス製のような透明度などのメリットから選びました。
ところが大きな欠点が、電子レンジ消毒ができないことです。
トライタンという素材が、プラスチックとは似て非なるもので、電子レンジで消毒すると変形や破損を招く可能性があるとのこと。
最初は薬液で消毒していましたが、ランニングコストがかかるので生後6か月頃から電子レンジ消毒に切り替えました。
しかし、この哺乳瓶だけが電子レンジに対応していないので使い勝手が悪く感じました。
- 乳首のサイズ替え不要
- 底が四角で倒しても転がりにくい
- 電子レンジ消毒不可
ピジョン マグマグセット
容量:200ml
間口:広口
素材:プラスチック製
頂きものでもらった4つの飲み口がセットになっているマグです。
それぞれ単品でも購入可能です。
こちらはプラスチック製なので軽くて赤ちゃんが持って飲めますし、電子レンジ消毒も可能です。
パーツが多くて組み立てが少々面倒で、きちんと締めないと漏れることがありますが、慣れれば簡単です。
また、目盛りが透明でミルクを入れると見づらいのが欠点です。
マグタイプをもっていなければ、こちらで飲み口を変えるだけで乳首・スパウト・ストロー・コップが揃うのでおすすめです。
- 持ち手があり赤ちゃんも持ちやすい
- スパウト、ストロー、コップとして使える
- 組み立てが面倒で漏れることがある
ピジョン 母乳実感
容量:240ml
間口:広口タイプ
素材:ガラス製
定番・母乳実感のガラス製を最後に買いました。
このプラスチック製を使っている方をよく見ますよね。
産院でもらった100mlの母乳実感は卒業し、最初に買ったチュチュベビーも160mlタイプなのでそろそろ卒業。
ガラス製はピジョンのスリムタイプのみになり、私はガラス製が好きなのでこちらを買い足しました。
やはり一番重く感じましたが、慣れたら苦になりませんし、乳首もピジョンのマグと使いまわせるので良かったです。
- 哺乳瓶拒否になりにくい
- どこにでも売っていて手に取りやすい
- 可愛いデザインが少ない
哺乳瓶を6種使って気づいたこと
6種の哺乳瓶を使ってみて思うのは、どれも高性能で十分使える商品であるということです。
あとは、赤ちゃんに合うかどうかが大事。
赤ちゃんに合う哺乳瓶が見つかったら、あれこれ違う哺乳瓶を買うことはお勧めしません。
いろいろ手を出すと、娘のように哺乳瓶の乳首かどうかわからなくなる可能性もあります。(笑)
哺乳瓶選びのポイント
赤ちゃんに合いやすい哺乳瓶としては、哺乳瓶拒否を起こしにくい母乳実感シリーズが群を抜いて人気ですし、私も一番に勧めます。
娘は生後3ヵ月頃、突然の哺乳瓶拒否・遊び飲みが始まったのですが、産院でもらった母乳実感は飲んでくれました。チュチュベビーも比較的飲んでくれる哺乳瓶でしたが、ピジョンのスリムタイプとビーンスタークは、この時期は全然ダメでした。
多くの赤ちゃんに合うだろうという観点から、母乳実感シリーズを推します。
哺乳瓶の間口については、広口タイプは粉ミルクが入れやすいですが、スリムタイプは粉ミルクが入れにくい反面コンパクトで持ちやすいです。
そして、一日何回も消毒するので消毒方法を統一することも大事です!
哺乳瓶の容量は、後から買い足したくなければ240mlを買うのが良いと思います。
大きい容量の哺乳瓶で少量のミルクを作ると、すぐ冷めてくれるので効率が良かったりします。
とはいえ、母乳量が増えれば大きな哺乳瓶はいらないので、とりあえず160mlで様子を見るという方法でもOKです。
あとから失敗したなと思わないように、計画的に購入しましょう!