育休延長手続きの流れ【延長の条件と注意すべきこと】

育児

出産してからもうすぐ1年…そろそろ育休延長について考える時期ですよね。
延長手続きの方法もよくわかっていなかったので、慌てて調べました。

この記事でわかること
  • 育休延長の条件
  • 育休延長手続きの流れ
  • 【ぶっちゃけ】わざと保育園に落ちて延長できる?
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育休延長の条件

一般的に、子が1歳になるタイミングで育休終了となりますが、以下の条件を満たしそれを証明できる書類を提出すると、育児休業延長+給付金も継続して受け取ることができます。
給付金を貰わずに育児休業だけ延長することもできます。

育休延長の条件
  • 保育園に入園できない
  • 配偶者が死亡
  • 負傷、疾病、障害などで養育が困難
  • 離婚等で配偶者とこどもが別居状態
  • 次のこどもが生まれるor生まれた

保育園に入れず育休延長をするケースが多いと思います。この場合、自治体が発行する「不承諾通知(入所保留通知)」の提出が必要です。
ちなみに、その他の条件に該当し育休延長する場合も、住民票や診断書、母子手帳などの書類が必要になります。

この記事では、保育園に落選し、入所保留となって育休延長するパターンの手続きについて説明します。

育休延長手続きについて

育休を延長するためには「1歳になるまでに保育園入所の手続きをしたが、落選し入所保留となった保留通知書が必要になりますので、まずは入所の申込手続をします。

※注意※
このとき、申込書類の「入所希望日」は1歳の誕生日よりも前の日付を記入します。
例:10月15生まれの子なら、10月14日以前に「入所希望日」を設定。

自治体によっては、毎月1日にしか入所できないところもあるそうです。そして、1日生まれの子は、入所希望日は前月になるので要注意。

また、3月は入所募集すら行っていない自治体もあるので、もっと事前に申請書を出さなければならない場合も。
保育園の見学※もした方が良いので、生後半年頃には一度市役所に行って、申請書をもらうとともにスケジュールを確認しておくことをおすすめします。

参考

私の住んでいる自治体の場合、10月入所なら8月下旬~9月上旬で入所申込書を提出、9月中旬に結果が出て内定通知書or不承諾通知書が届くというスケジュールで毎月選考が行われていました。

※保育園の見学(保活)については以下の記事でまとめました。

育休延長手続きの流れ(筆者の場合)

私が申込~手続き完了までに行ったことを具体的に紹介します。

入所申請

娘は8月生まれなので、7月上旬に入所申請書を提出しました。

この時点で、私が希望した園は募集人数が0だったので、入園はできそうになく育休延長がほぼ確定でした。

結果通知

7月中旬に選考結果がでて、順次通知書が郵送されます。
これと同時期に、育休延長申込用の書類が職場(もしくはハローワーク)から届きました。

書類提出

不承諾通知書(入所保留通知書)がなかなか届かなかったので、さきに育休延長の回答書だけ記入して返送。後日、不承諾通知書を追送しました。(追送予定日を記入すれば、不承諾通知書はあとからでも大丈夫でした。)

1歳6ヵ月で再延長する場合

もし、1歳6ヵ月のタイミングでも復帰せず再延長したい場合は、もう一度「不承諾通知書」を用意しなければなりません。
1回目と同じように入所申請から必要になる事もあるので忘れないように気をつけましょう。(自治体による)

私の自治体では、1回目の申請書を使いまわすので、再延長の際は不承諾通知書をもう一度役所にもらいに行くだけでOKでした。

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わざと保育園に落ちて育休延長できるの?

たびたび耳にする、育休延長のためにわざと保育園に落ちる方法。

ほんとにこれってできるの?

正直、自治体の選考方法によります。以下の方法が取れる自治体なら、意図的に延長することもできるかも。

①第一希望だけの記入が可能

私の住んでいる自治体は、第三希望まで記入でき、1つだけしか記入しなくてもOK。
こういう場合、人気の保育園募集人数が0人の保育園を書けば、落選する可能性も高いです。

②各園の募集人数が申込前にわかる

申込期間の途中に、各園の募集人数と現時点の入所希望人数が公式HP上に発表されるシステムだったので、倍率を確認して申し込むことができました。

競争率の高い保育園がよりリアルにわかります。

③募集人数が0人の園にも申込できる

0人でも申込してOKだったので、募集人数0人の保育園を1つ書けば、落選および育休延長がほぼ確定でした。

④毎月申請書を提出して申し込む方式

年度途中はほぼ毎月入園申込できると思いますが、その都度申請書を出す方式なら、「1歳のとき」と「1歳半のとき」の2回申請書を出して落選すると最長まで育休を延長できます。

先述のように私の住んでいる自治体では、1歳のタイミングで出した申請書は1年有効で、そのまま毎月選考にかかる方式でした。

つまり、1度落選しても、翌月内定する可能性もあるというわけです。

この場合、毎月落選し続けるために募集人数0人の保育園に希望変更するなどの工夫が必要なので、現実的に難しいです。

私は、会社の都合で4月入園でしか復帰ができなくなってしまい、自治体に事情を話し、「毎月募集人数を確認して、内定にならないように希望園を変更する」方法をとることになりました。

役所に聞くと、私の他にも同じように復帰時期を調整しているママさん達がいるようでしたので、一度自治体に相談してみると良いかも。

自分に合った保育園に入所することが大事

私は可能ならいつ復帰しても良い派なのですが、同時に保育園選びはしっかりしたい」という気持ちもあります。

なので、最初の申請書は、本命保育園第一希望と第二希望のみ記入しました。
入れなければ、育休を延長して本命保育園に再申込したいと。毎日のことなので通いやすさは超重要です。

職場復帰後の働きやすさにも大きく影響するので、希望の保育園に入るために復帰を見送るのは、悪いことではないと思います。

子どもを産む前のバリバリ若手社員の時は、多少の無理があっても頑張っていましたが、親になった今、家庭がまわらなくなるような働き方は辞めるべきだと思うようになりました。

会社に悪いから早く復帰しなきゃ、ではなくて、無理なく働ける状態を整えて復帰しなきゃと思います。ゆくゆくはそれが会社に迷惑をかけない事にもつながるはずです。

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育休延長は言いづらい?

職場に穴をあけて休ませてもらっているし、すぐ復帰して働かないと経済的にまわらない家庭もあるなかで、わざと落ちる」ってすごくズルく、悪いことに思われてしまうのもわかります。

でも、もう少し子どもの側にいてあげたい、もう少し子育てをしていたい、けど収入がないと困る…というママさんはすごく多いですよね。

特に3歳までは保育料も高いので、復帰しても給料はほとんど保育料に消えてしまうことも。

しかし辞めてしまったらキャリアが途絶えてしまうし、再就職も難しい。
莫大な教育費がかかる今の世の中、育休延長、退職、復帰のはざまで、ママさんが悩むのも仕方がないと思います。

できれば、育休延長したいママさんが自由に延長できるような仕組みになってほしいですね。

それには、育休を取ったらきちんと職場復帰をして頑張ることを礼儀として、正しい育休の取り方をすることも大事です。最初から復帰する気もなく育休をとることは、職場の人の気分を害し、育休のイメージを悪くするだけ。

私も、4月の職場復帰には、育休延長した分もしっか~り働こうと思っています^^

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