賃貸派の私がマイホームを購入した理由【賃貸派と持ち家派の傾向分析】

マイホーム

賃貸か、持ち家か?これは永遠のテーマですよね。

我が家も子どもが生まれ、あらためて“家”について考える時期
この半年間、ハウスメーカーに通い、新築建売・中古戸建、新築・中古マンションを見学して情報収集し、じっくり話し合いました。

結論、我が家は持ち家としてマンションを購入することに決定しました。

私は生まれた時からほぼずっと賃貸に住み、住宅ローンに抵抗があるいわゆる“賃貸派”。そんな私が、こんなにも早く家を持つことにした理由をお話しします。

こんな人に読んで欲しい
  • 賃貸か持ち家か悩んでいる
  • いつマイホームを購入すべきか迷っている
  • マイホームが欲しいけど不安で決断できない

以下の記事で、一生賃貸が無理だった話をしています。被る内容も少しありますが、よかったら参考にしてください。

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賃貸に住み続けて思ったこと

私は、戸建に住んだ経が数年しかありません。親がローン嫌いで生まれてから社会人になるまで賃貸で暮らしていました。

今、持ち家より賃貸の方が良いという考え方が広まっていますよね。私自身、賃貸にずっと住んでいたのでとても共感できました。

多少住居費が高くてもいい、家を買ってローンというリスクを抱えるほうが不自由でストレスだ、と。

しかし、家族をもってから、“家”について視野を広げてよく考えてみると、必ずしも賃貸がベストではないと思うようになりました。

賃貸派の傾向

持ち家と賃貸のメリットデメリットについてよく考えてみると「絶対賃貸が得」というは間違っていることがわかります。

そして、絶対賃貸派を唱える人の傾向もわかってきました。
堂々と賃貸を選んで、賃貸を推しているのは、以下のような人が多いとおもいます。

賃貸派の傾向
  • ローンが組むのが難しい家庭
  • 十分に資金がある買おうと思えばいつでも家が買える人
  • 海外で仕事をする機会があり移住の可能性がある
  • 転勤族の家庭
  • 定住が嫌いでときどきライフスタイルを変えたい
  • 子どもがいない、独身
  • ローンを組むのが非常にストレス、嫌いな人
  • 絶対賃貸派の影響を受けている人
  • 家=投資と強く考える人

「買おうと思えばいつでも家が買える」だけの資金があれば、わざわざローンというリスクを負わずに買いたいときに一括で買えばいいので、そもそも悩むまでもないのです。

しかし、多くの家庭は、住宅ローンを組まなければ家を買うことはできませんよね。

持ち家か賃貸か?という問題の答えは人によってさまざまで正解はない。これは、何十人という人の意見を聞いて気づきました。

みなさんはどうですか?賃貸派にあてはまりそうですか?

この問題において、人の意見を聞くときは、相手の環境と自分の環境を比較してみることも大切です。全く違う境遇の人の意見を鵜吞みにすると、自分にとっては間違った選択をしてしまう可能性があります。

持ち家派の傾向

では逆に持ち家派の方はどんな人でしょうか?

持ち家派の傾向
  • 家にこだわりがある人
  • 定住が決まっている人
  • 勤め先(収入)が安定している人
  • 賃貸派の意見を知らない人
  • 持ち家の方がお得だと思っている人
  • なんとなく買っちゃう人

持ち家を選ぶ方は、持ち家がお得だと思い込んでいて「そもそも持ち家と賃貸を比較していない」人だったりします。

なので、なんとなくで無理なローンを組んでしまったり、業者にまるめこまれて思い通りの家にならなかったりと、マイホーム購入に失敗する人も多いです。

マイホームって本当に難しい買い物なんですよね。どんなに念入りに計画しても、失敗無しではいかないものです。

マイホーム購入は難易度が高いからこそ、賃貸派の意見は聞く人の心を刺すのだと思います。失敗するくらいなら買わないほうが良いと思ってしまいますからね。

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マイホーム購入を決めた理由

持ち家派、賃貸派どれぞれの意見をふまえて、我が家が「マイホーム購入」を決めた理由は以下です。

  1. 定住が決まったから
  2. 良い物件が見つかったから
  3. 老後のため
  4. ライフプランを立てることができたから

定住するなら持ち家もあり

もともと夫は転勤族だったので持ち家なんて考えもしませんでしたが、夫が定住することになってから“家”について考え始めました。

賃貸の場合、引っ越さないと割高な家賃を払い続けることになるので、定住が決まった以上は賃貸のうまみがないと感じていました。

賃貸は、古くなっても住人が変わらなければ家賃は据え置きのままです。
たまには新しいところに引っ越したほうが、賃貸のメリットを享受できそうですが…引っ越しもお金がかかりますし、事務手続きや職場への連絡・定期券の変更なども面倒。会社勤めなら理由なく引っ越しなんてしないのが実情です。
ただ大家さんへの賃下げ交渉が通る場合もあるので、どうしても住み続けたければ交渉してみるのも◎。

私たちは、子どもが巣立つまでは引っ越したくないですし、何度も家賃交渉したくないので、持ち家の方が良いと感じるようになりました。

老後のための好立地物件を確保

老後は、歩きで病院や買い物に行ける街中で設備の整った物件に住みたいですが、少子化が進んだらなおさら街中の競争率が高くなり、家賃も高いと予想しています。

また、老後に立地の良い場所に一軒家を建てるには相当の貯蓄が必要ですので、いまのうちに良い土地を確保しておきたいという考えに至りました。

老後に家を買うのも名案だと言われますが、家賃を払いながら「家を一括購入できる」or「老後に住宅ローンが組める」だけの資金を貯金しなければならず、実際はかなり大変です。

良い物件を見つけたタイミング

そして、様々なハウスメーカー・工務店・マンションなどをまわりどんな家ならローンを組む価値があるかを考えました。

建売の戸建て、中古物件などもまわり、打ち合わせをした不動産業者は5社以上、見学した物件は15件以上、土地でいえば数えきれない情報を読み漁りました。

半年以上かけてやっと、駅・病院・スーパー・市役所などに徒歩で行ける物件が見つかりました。

家探しは根気が要ります数千万のローンに妥協できず、なかなか決まりませんでした。途中であきらめたくもなりましたが、色んな物件を見ながら自分たちの“軸”を固めていきました。

完璧な物件はないので、“軸”を決めて品定めしないといつまでたっても購入を決断できなくなります。

投資という意味では、日本の土地や物件に将来的な価値はあまりないと思っているので、投資としての価値よりも自分たちが住みよい家を買おうと決めました。

そして、具体的には、「交通の便が良い物件」「老後も子どもの助けなしで生活できる立地」「不要になった場合に売却しやすい物件」というのが我が家の“軸”となりました。

ライフプラン設計をしよう

“家”を買う前には、ライフプランを立てて返済の見通しをたてました。私が訪れたハウスメーカーの多くでライフプランの作成をすすめられたので、今は当たり前なのかなと思います。

ライフプランとは、家族構成、年収、生活費などを入力して年間収支を予測算出するものです。物価上昇も想定されていたり、リアルな算出ができるようになっていますが、あくまで予想なので、少し厳しい設定(妻が専業主婦やパートでもやっていけるか?子どもの学校が私立でも大丈夫か?など)で算出してみたり定期的に見直す必要があります。

ライフプランは、賃貸でも持ち家でも立てておいた方が良いと感じました。

このままの生活をつづけていたら、老後の貯金はどうなるのか?」を想像できるのと、できないのとではまた違う結果になると思います。

ハウスメーカーがFP(ファイナンシャルプランナー)を紹介してくれることがありますが、保険やマイホーム購入をごり押ししてくる人もいるようです。(マージン目当て?あくまで想像ですが無料セミナー系は勧誘ありそう…)
注意して良いFPさんを見極めるか、勉強して家族でライフプラン設計をしてみましょう。

我が家は、幸い良いFPさんと出会い、具体的なライフプランをたてることでマイホーム購入に踏み切ることができました。
具体的には、ライフプラン設計と結果を踏まえて相談・アドバイスをしてもらいました。(料金は打ち合わせ回数3回で1万円)どこかの機会で、客観的に見てくれる専門家に資産形成の相談するのも良い経験だと思います。

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「賃貸か持ち家か」に正解はない

結局どっちがいいのかというのは、人によって違うということが伝わったでしょうか。

自分(たち)は、賃貸と持ち家のどっちが合っているか
賃貸のメリット、持ち家のメリットを活かせるか

をあらためて考えてみましょう。

そして、賃貸も持ち家も、資産形成において違った大変さがあることを理解しておきましょうね。

賃貸 ➡ 一生分の家賃(老後に家を買うなら相応の貯金もしておく)

持ち家 ➡ ライフプランを作成して無理のないローンを組む、リセールバリューの高い家を選ぶ(ローコスト住宅も検討)+生活に変化があったらライフプランを見直す

賃貸と持ち家のメリットを活かそう

満場一致の答えがない以上「賃貸vs持ち家」はあまり意味のない質問です。どちらかに決めつけている人の意見は、参考にする程度にとどめておくことをおすすめします。

人に言われて選ぶのではなく、自分に合った選択をしてそのメリットを最大限に活かすことを目標にしましょう!

今後は、我が家の“家”探しの過程についても紹介していきます◎

マイホームについての記事はこちら
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