離乳食初期は、「食べることに慣れる」「食べられる食材を増やす」ことが大事なので、食材単品を食べさせることが多く、レシピを考える必要はあまりありません。
しかし、加熱&すりつぶし・裏ごしが鉄則なので大変です。
今回は、離乳食初期によく使う食材の下ごしらえ法と、下ごしらえをラクにするBF(ベビーフード)を紹介します。
また、前回の記事で、離乳食づくりのスタンスや事前準備などもまとめています。
離乳食初期の下ごしらえ
離乳食初期から食べられる食材の下ごしらえを簡単な早見表にしました。
下ごしらえの方法は必ずしも1つではないので、私感でやりやすいと思った方法を記載しています。
加熱してから冷凍することもあれば、先に冷凍して使うときに同時に加熱することもあります。
食材 | 下ごしらえ | 保存法 |
---|---|---|
人参/玉ねぎ/大根 /ナス/きゅうり | 皮をすべてむいて(ナスは水にさらしてアクを取って)加熱 | すりつぶして冷凍 |
ほうれん草/小松菜 | 葉先のみ使用・加熱 | すりつぶして冷凍 |
キャベツ/レタス | 芯や硬い葉脈は除去・加熱 | すりつぶして冷凍 |
さつまいも/ジャガイモ | 皮や芽を除去・加熱 | すりつぶして冷凍 |
とうもろこし | 皮をむいて加熱 包丁で粒をそぎ落とす | 裏ごして冷凍 |
ブロッコリー | 葉先のみ使用・加熱 | ほぐして冷凍 |
トマト | 冷凍したものを水にさらすと 皮が簡単にむける・加熱 | 8等分に切って冷凍 |
鯛など(白身魚) | 刺身や骨皮なしの切り身を加熱 | ほぐして冷凍 |
バナナ | 輪切りにして加熱 (解凍するときに加熱でも◎) | すりつぶして冷凍 |
りんご | 皮をむいて加熱 | すりおろして冷凍 |
卵黄 | 茹でて素早く黄身を取り出す | 裏ごして冷凍 |
10倍がゆもいろんな作り方がありますが、私はご飯を炊いた日に都度、鍋でまとめて作って冷凍しています。
食パンやうどんは?
食パンやうどんは、持ちやすい大きさに切って冷凍し、使うときにすりおろすなどの方法がありますが、面倒なので…離乳食中期(モグモグ期)から取り入れました。
トマトは、冷凍する前に皮をむいて加熱してももちろん良いですが、さきに冷凍しておくと水を当てながらこするだけでスルッと簡単に皮がむけるのでおすすめです。
卵黄は、離乳食初期の後半から使えますが、アレルギー性が高いので慎重にすすめましょう。
以下の記事で、簡単な卵スケジュールを解説しています!
でも、すべて自分で茹でたりすりつぶしたりするのは大変…
すべてベビーフードというのもお金がかかるので、できる限り手作りして、一部はベビーフードに頼りました。
【食材別】おすすめベビーフード
下ごしらえの負担をラクにするため、ベビーフードや冷凍野菜を取り入れました。節約したいなら、たまに使うだけでもラクになります。
野菜を買って苦労して下ごしらえするよりも、最初からベビーフードや冷凍野菜を買った方がコスパ良いよね?っていうものもあるんです。
野菜・果物
野菜や果物は、冷凍野菜・野菜フレーク・パウチなどが手軽です。
特に、値段の高い野菜や果物は、既製品を使った方がコスパが良いです。
かぼちゃ
かぼちゃは硬くて切るのが大変ですし、スーパーにあるのはNZ産が圧倒的に多いですよね。
生協やスーパーに売っている国産の冷凍カットかぼちゃを使用しました。
1カットが大きい場合もありますので、半分に切ったりして使っていますが、すごく便利です。
ただ、繊維が多くて美味しくないものにあたるときもあります。 かぼちゃの個体差なので仕方がないですが、 そういうときは煮物にして大人が食べます。(笑)
ほうれん草・小松菜
ほうれん草や小松菜は、葉先しか使えません。
葉先だけちぎるのが嫌だったので、生協の冷凍ほうれん草キューブや和光堂の粉末タイプを使っていました。
りんご
りんごは皮をむいてすりおろすところから始まります。
りんごをむくのもおろすのも大変!
旬でないときのりんごは、中を切ったら鮮度が悪かったこともしばしば。
そこで今は、青森産のすりおろしりんごのパウチを、軽く煮てから冷凍しています。
こちらも味や色は季節によって違うそうですが、味見してみたらすごく甘くて美味しかったのでおすすめです。
5袋で1,680円で、毎日使うわけではないのでかなり持ちます。
以下の記事で詳しくレビューしています!
絹豆腐
冷凍絹豆腐は本当におすすめです。
生協やOisixにも売っています。
コープとOisixの冷凍絹豆腐は、6キューブで約20gになるので、計量が楽なんですよね。
使う分だけ水に浸してレンジで解凍し、スプーンで砕いてやれば、味噌汁や白和えに使えます。
とうもろこし
とうもろこしの裏ごし面倒くさい…
パルシステムの裏ごしコーンにお世話になりました!
コーンスープだけでなく、コーンうどんやコーンリゾットなどを作りましたが、甘くて美味しいので娘は大喜びでした^^生協を使う予定がなければ、すこし割高ですが西松屋にも売っているとうもろこしフレークを使うのも手です。
魚
魚に関しては、最初は「生焼けだったら」とか「食中毒になったら」と心配で、最初はベビーフードで試しました。
しらす
タンパク質として、絹豆腐の次に試したのがしらすです。
こちらも、コープのパラパラしらすにお世話になりました。食塩無添加で、下ごしらえ不要、そのまま使えます。チャック付きなのも便利なんですよね^^
白身魚
最初は、和光堂の裏ごしおさかなを使いました。
それ以降は、真鯛の刺身を煮てすりつぶしたりもしましたが、刺身も高いので骨・皮取り済の冷凍魚も使っています。
パルシステムのカットカレイは、骨も皮取り済みですでに細かくしてあるので、量の調節もしやすくておすすめです。
【メーカー別】おすすめベビーフード
- お店で買えるBFが知りたい
- 生協の離乳食が知りたい
という人向けに、おすすめのBFをメーカー別にまとめました。
和光堂
スーパーやベビー用品店で手に入るBFは、和光堂が主です。
一部の食材ではなく、1食分をまるごとベビーフードにしたい場合は、キューピーやピジョンのレトルトパウチも◎
裏ごしシリーズ
おさかな、さつまいも、かぼちゃなど、下ごしらえの面倒な食材がフリーズドライキューブ3つで1パックになっています。
大さじ1のお湯で溶かせばすぐ使えます。
しかし3個キューブ入りで100円前後なのでコスパはあまり良いとは言えず、毎日使うのは勿体ないと思います。初めてお魚を食べさせるときや、作り置きがなくなった時のストックとして利用することをおすすめします。
粉末野菜
ほうれん草と小松菜、人参とトマトなど、複数種の野菜を粉末状にしたものです。
若干の粉っぽさがあるので常用はしていませんが、こちらも野菜ストックをきらしたときのために備蓄しています。
パルシステム
離乳食に関して定評のある生協です。冷凍の裏ごし野菜があるので大変助かります。
全国区でないことが残念です。
パルシステムなどの生協は、赤ちゃんがいる家庭は配送料が無料か割引になることが多いので、離乳食期だけでも加入することをおすすめします。
裏ごしシリーズ
先に紹介した裏ごしコーンの他にも、人参、かぼちゃなどがあります。
裏ごしブロッコリーは正直、私的には微妙でした…青臭さがあります。
バランスキューブ
様々な野菜をペーストしてキューブ状にしたものです。使われているのは毎日与えたいポピュラーな野菜ばかりなのですごく便利。
しかし、キューブがしっかり張り付いて容器から取りづらいのが難点でした;;;
使われている野菜のアレルギーチェックが済んでから使用しましょうね。
COOP(コープ)
コープの離乳食も便利で、パルシステムにない商品があります。
先に紹介した絹豆腐とパラパラしらすは、パルシステムも似た商品がありますが、袋がチャック付きではなくて不便です。
コープは全国で使えるのが良いですね!
コープもパルシステムも使える地域の方は、基本的にコープの方が安価なので、面倒ですが使い分けたほうがお得です。
我が家では、離乳食期のみ、パルシステムとコープを併用します。
なめらかキューブ
パルシステムのバランスキューブと同じ、複数の野菜や穀物がキューブ状になったものです。
こちらは容器から簡単に取れますので、使いやすさではコープの方が勝っています。
ベビーダノン
スーパーにも売っている赤ちゃん用ヨーグルトです。
COOPでは月替わりでSALEになるので、時期を狙って購入しています。
スーパーだとけっこう高いんですよね(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか?下ごしらえが面倒だったら、すこしBFや冷凍食品に頼っても良いかな?と思ってもらえたら嬉しいです。
そして、生の野菜はできるだけ国産を与えたいと思えば、生協などを利用してみることをおすすめします。
次回は、【離乳食中期から食べられる食材の下ごしらえ】と【離乳食中期のおすすめBF】をまとめます。