旅行や出張で使うビジネスホテルは、安い反面、狭かったり使いにくかったりするのが実情ですよね。
「寝るだけだから」とわりきって安さで選ぶのも良いのですが、私は快適性も重視したいタイプです。
以前利用したビジネスホテル、ホテルビスタ(HOTEL VISTA)は、とてもビジホとは思えないクオリティーのホテルでした。
画像引用元:ホテルビスタ公式HPフォトギャラリー
とにかくおしゃれで快適、赤ちゃん連れでも利用しやすいホテルだったので、旅先でビスタシリーズのホテルを見つけたらぜひ宿泊してみてほしいです。
おしゃれなビジネスホテル「ホテルビスタ」
ホテルビスタは、株式会社ビスタホテルマネジメントという会社が運営するビジネスホテルチェーンです。有名なルートインやアパホテルと比べると、まだホテルの数は少なく、現在は全国に15棟のみ営業しています。
※「ホテルビスタ」と「ビスタプレミオ」の違いは、客室の広さと料飲施設の有無で、サービス内容と品質は同等です。
ホテルビスタの魅力
赤ちゃんと利用するという観点で、ホテルビスタの魅力を挙げてみました。
三点独立型客室
ホテルビスタは12棟のホテルで、三点独立型を一部の客室に導入しています。
三点とは、お風呂・トイレ・洗面所の水回りのことを言います。
ビジネスホテルはユニットバスがほとんどなので、この「三点独立型」は大変魅力的です。
一般的なビジネスホテルでは、あってもユニバーサルルームとしてごく少数しか用意されていない一方で、ホテルビスタでは多くの客室に三点独立型を導入しています。
赤ちゃん連れにとっては、お風呂と洗面の使いやすさは重要なポイントです。家のように広いお風呂で洗い場があると赤ちゃんとのお風呂がラクですし、旅の疲れもじっくり癒すことができます。
そもそも赤ちゃん連れでなかったとしても、水回りが分かれていることはかなりのメリットではないでしょうか。特に女性にとっては、トイレ・洗面台・お風呂がいつでも自由に使えるのはすごく快適ですよね。
ビジネスマンだけでなく、友人同士の旅行やカップル・夫婦旅行、高齢者の旅行にもおすすめできるビジネスホテルなんです!
※厚木・京都(河原町通)・松山では導入されていませんのでご注意ください。
観光地をイメージしたデザイン
ホテルビスタは、各ホテルそれぞれデザインが全く違います。
画像引用元:ホテルビスタ公式HP
札幌は雪景色のような白を基調としたデザイン
京都は和を感じるデザイン
博多は伝統の博多織と五色献上を使ったデザイン…
各地域をイメージさせるデザインで、ビジネスホテルでも観光地の魅力を感じることができます。
共有スペースだけでなく、各客室にもデザインを凝らしているところが素晴らしいです!
その地域らしさを感じられる旅館やホテルは、赤ちゃん連れとなると宿泊が難しいこともあります。
しかしホテルビスタなら、赤ちゃん連れでも快適に「観光地に来た」感覚で宿泊できるんですね。
各ホテル限定のサービス
地域によってデザインが違うように、一部のホテルにしかない限定設備・サービスがあります。
その一部を以下にまとめました。
ホテルビスタ | 特徴的なサービスの例 |
---|---|
札幌 (大通) | 1Fにレストランがあり地元産の食材を使った和洋ビュッフェ(朝食)が楽しめる |
仙台 金沢 | イオン効果で肌に優しい【シルキーバス】完備の大浴場 |
海老名 | 唯一、地元伊勢原産の自然薯【自然薯大山】を朝食で提供しているホテル |
京都 (和邸) | 和を意識したデザイン 朝食は和食プレート+ミニブッフェ |
大阪 (なんば) | 家族旅行に便利なトリプル(フォースも可)の客室有り 1Fにコンビニ併設 |
広島 | 美肌やリラックス効果があると言われるマイクロバブルトルネード】を導入(一部客室) ラウンジで広島の老舗店【寿屋珈琲】のコーヒーを提供。 |
福岡 | 季節ごとに湯色と効能が異なる人工温泉の大浴場 地元の名物を取り入れた【博多うまかもん朝食】 |
画像引用元:ホテルビスタ公式HP
「他のホテルビスタにも泊まってみたい」と思わせるビジネスホテルですね。
ビジネスホテルらしい宿泊料
ホテルビスタ金沢の客室
画像引用元:ホテルビスタ公式HPフォトギャラリー
この快適さ、デザイン性の高さがありながら、宿泊料は他のビジネスホテルとあまり変わらないのも魅力。
平日は、素泊まりで一人4,000円前後、さらに直前割り等を使うことができれば、2,500円/人。土曜日は、朝食付きで6,000円~8,500円/人と、こちらも他のビジネスホテルと大きく変わりません。
ただし、クリスマスなどのイベント時は、大体13,000円~15,000円/人ぐらいまで上がります。
イベント時は少し高いなと感じてしまうので、近隣の他のホテルと比較することをおすすめします。
平均的には、一般のビジネスホテルとほぼ同等~少し高めくらいの宿泊料です。古くて使いにくいビジホでもそれなりの値段がするので、ホテルビスタのクオリティーでこのお値段はコスパが良いと感じます。
ホテルビスタに泊まる際の注意点
ホテルビスタのデメリットもまとめました。想像つくことばかりかもしれませんが、宿泊する前に確認しておくことをおすすめします。
駐車場が少ない
ビジネスホテルにありがちですが、駐車場がなかったり数が少ないホテルがほとんどです。
札幌(大通)・広島・福岡・熊本空港は、比較的駐車場は確保されています。
その他は、提携のタワーパーキングなどを紹介してもらうことになり、 中でも東京・京都・大阪は、コインパーキング頼りになります。
提携駐車場やコインパーキングを紹介してくれるといっても、ホテルによっては駐車場の予約ができないので、付近にコインパーキングが少ないホテルの場合は、当日早めに確保しておくなどの対策が必要ですね。
何も考えずにいたら当日、駐車場が確保できないとか、遠いところしか空いていないということもありえます。 また、駐車料金がかかることもお含みおきください。
大部屋が少ない
ビジネスホテルなので、ツインやダブル、シングルルームが多く、3人以上で泊まれる部屋は少ないです。
3人ならなんとか大きめのツインルームに簡易ベッドを置く方法がとれるホテルもありますが、4人となると基本的には2部屋に分かれる必要があります。
4人以上の家族で同じ部屋に泊まりたい場合は、ビジネスホテルのホテルビスタはやはり不向きです。
大阪(なんば)のフォースルームも、部屋数が少ないので予約を取るのが大変そうですしね;;
夕食は外でとる
同じ建屋にディナーができる飲食店があると楽なのですが、ほとんどのホテルはありませんので、基本的に各々ホテル外の飲食店で夕食をとる必要があります。
赤ちゃん連れだと行けるお店も限られてくるので、場所によってはお店探しに困るかもしれませんね。どうしても見つからなければ、持ち込んでホテルの客室内で食べることになります。
旅館でゆったり夕食も楽しみたい!という方には不向きですね。
ホテルビスタプレミオ横浜【宿泊レポ】
私が以前利用したのは、ホテルビスタプレミオ横浜です。
客室はビジホとは思えない広さで、水回りは三点独立型。窓から横浜の夜景が見える素敵なホテルでした。
しかし残念ながら、このホテルビスタプレミオ横浜は2021年4月26日に閉館してしまいました。
参考までに少し当時の写真を載せます^^
ビジホに泊まるというよりは、友人の自宅マンションに泊まりに来た感じがしました。
お風呂に洗い場があって、足を伸ばして湯船につかれるのは本当に良いですよね。トイレに水が流れないように気にしなくていいのも気楽です◎
ホテルは素泊まりで宿泊し、昼食は19Fのレストラン【オリエンタルビーチ】で戴きました。
19Fからの眺めも良かったです!このレストランは、ビスタプレミオ横浜閉館後も営業していますよ。
ちなみに、ホテルビスタプレミオ横浜は、「ザ・スクエアホテル横浜みなとみらい」として近々開業するようです。まだ建物も新しいですし三点独立の水回りは活かされるでしょうから、生まれ変わった後もまた泊まってみたいです。
オシャレで快適なホテルに安く泊まるならホテルビスタ
ホテルビスタは、旅行しながらも家にいるような快適さで宿泊できるホテル。それでいて、観光地を意識したデザインで非日常を演出してくれています。
ビジホの安い宿泊料で旅も宿も楽しむことができ、身体をゆっくり休めることができるホテルビスタは貴重です。
旅行の計画を立てるときは、旅先に「ホテルビスタ無いかな?」といつも探してしまいます。
現在は全国に15棟しかありませんが、今後はどんどんと棟数を増やしていってほしいと願っています!