パナソニックのドラム式洗濯機が気になるな。めちゃくちゃ高いけど本当に良いのかな?
そんな方へ、パナソニックのドラム式洗濯機【NA-LX129A(NA-LX127A)】のレビューを“主婦目線”でしたいと思います。購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
カタログ上の性能紹介ではなく、使ってみて感じている個人的な感想が中心であることはご理解ください。
パナソニックのドラム式洗濯機【NA-LX129A】とは
画像引用元:公式WEBカタログ
容量 | 洗濯脱水:12㎏ 乾燥:6㎏ |
洗浄機能 | スゴ落ち泡洗浄 |
温水機能 | 15℃/30℃/40℃/60℃ |
乾燥機能 | ヒートポンプ式 ふんわりジェット乾燥 除菌乾燥 |
特殊コース | タオル専用コース ダニバスターコース 化繊60分コースなど |
便利機能 | 洗剤自動投入(洗剤・柔軟剤・おしゃれ着洗剤) 2度洗いモード スマホ連携 |
清潔機能 | ナノイーX 自動槽洗浄(温水可) サッと槽すすぎ 窓パッキング洗い AIエコナビ |
まず、この機種ならではの魅力を4点紹介します。
カタログでも大きく謳われているセールスポイントなので、これらが自分にとって“価値があるか”どうかが重要な判断材料になりますよ^^
オシャレ着洗剤の自動投入ができる
画像引用元:パナソニック公式HP
業界初のおしゃれ着洗剤の自動投入ができるようになりました。
エマールのようなおしゃれ着洗剤をよく使う・使いたい人にとっては、他にない大きなメリットですね^^
さらに、詰め替え用一袋分が入り切るような大容量タンクになっていますので、何度も詰め替える必要がありません。このあたりはすごく配慮されているなあと感心します♪
スマホ連携で外出先から一部操作ができる
専用アプリ【スマホで洗濯】を使って、スマホから洗濯の操作・設定をしたり、取扱説明書をチェックすることもできます。
外出先で洗濯機を動かす機会はなくとも、洗濯の終了通知や洗濯レポートが見れたり、取扱説明書のチェックがすぐできるのは魅力ですね。
以下のように、洗濯・乾燥の進捗状況もリアルタイムでチェックできます◎
他には、洗剤の銘柄・投入量・すすぎ回数の設定もスマホでできますし、【わが家流コース】としてオリジナルのコースを作ることもできます^^
コースが多すぎて、どれを選んだらよいかわからない!という人向けに、おすすめコースを検索出来たり、履歴から選ぶこともできます。
このように、洗濯機でできるこのとのほぼすべてを、スマホでも操作できます。
ただし、洗濯機自体の電源を入れることはできませんし、スマホ遠隔ボタンを押さないと一部の機能が使えないことだけ注意。外出先で操作したい場合は、洗濯機の電源を入れて遠隔ボタンを押してから出かけましょう。
コースの種類の多さ
画像引用元:公式WEBカタログ
タオル専用コースやダニバスターコースなど、目的に特化した特別コースがラインナップされています。
おしゃれ着のコースだけでも乾燥含めて5コースあります。
ただ、使いこなせなければ意味がないと思うので、使う側も機能を勉強する努力が必要ですw
窓パッキング洗い
画像引用元:公式WEBカタログ
ホコリがたまりやすい窓パッキンに水を流して自動洗浄してくれる機能です。
これも現状はパナソニックだけの機能になっています。ライバル機種【ZABOON/東芝】の乾燥ダクトの自動洗浄とどっちをとるか?に関しては、個人的に窓パッキンのほうが重要でした。理由はシンプルに、ぬれてびちょびちょのホコリを触りたくないから。
触ってみると汚れが少し手につくので、完璧に汚れが落ちるわけではありません(^^;
ただ、毎回洗い流してくれるので窓パッキング内に汚れが蓄積することはないです。
↓また、ドア付近にすこし汚れはつきます。乾燥フィルターの掃除ついでにウエットティッシュで拭き取ればすぐとれるので許容範囲かなと思います。
槽洗浄などのお手入れ機能を使えば、ドア付近の汚れもきれいに落ちてくれました。
他社と比較してパナソニックを選んだ理由
新年早々、10年以上使っていたAQUA(ドラム式洗濯機)が壊れてしまい慌てて購入したので、ゆっくり調べることができなかったのですが…
最終的には、東芝とシャープのドラム式洗濯機で悩みました。
東芝は一番コスパがよさそうで、シャープは電気代が安いのが魅力でした。
口コミを見てみると、東芝のZABOONとパナソニックで悩まれる人が多い印象。
乾燥容量が7㎏で乾燥ダクトの自動洗浄がついていて、パナソニックより安いということで、ZABOONを選ぶ人も多いです。
ただ、個人的には、
乾燥ダクト洗浄 <窓パッキング洗い
購入金額の安さ <電気代の安さ
と、パナソニックの性能のほうが好みだったんですよね。
そして、素人の想像ですが、パナソニックの制振ダンパーが4本であることで、洗濯機自体の耐久性が高い気がしたのです。30万円前後の家電ですから、しっかり使い込みたいし長持ちして欲しい。
画像引用元:公式WEBカタログ
乾燥時の振動が負荷をかけるので、ドラム式洗濯機は使えば使うほど壊れやすいといいます。だからこそ、パナソニックの制振性能は魅力に感じました。(※個人の想像です)
あとは、洗浄力・乾燥・電気代のトータルバランスが良いことです。
洗浄力においては、(カタログ上の性能でみると)パナソニックも東芝も優秀で、シャープは温水洗浄で少し目劣りします。小さい子供がいるので、食べこぼしや泥汚れも落ちる洗浄力は譲れません。
乾燥に関しては、どれも高性能ですが、東芝は予定時間通りに終わらないことも多いとのこと。土日は数回洗濯をするので、予定通りに乾燥が終わらないと出かけられず正直困ります;;この重要度は人によると思いますが。
電気代は、カタログ上で見る限りシャープがダントツに安くて東芝が一番高いです。
こう考えたときに、一番欠点が少ないのがパナソニックということになるんですよね。
電気代は、購入金額の差によってはペイできちゃう場合もあります。他社の洗濯機がどれだけ値下げしてもらえるかも判断材料になりますね。
一つ下のグレードのNA-LX127Aもコスパ良かったのですが、こちらにはナノイーXがついていません。洗濯できない子供のぬいぐるみなどの除菌もしたかったので、思い切って最上位機種を選びました。
【NA-LX129A】3か月使用して感じたメリット
購入から3か月、毎日使ってみて感じたメリットを紹介します。
購入時には気づかなかったこともたくさんありましたので、ぜひ参考にしてください(^^♪
洗浄力や乾燥機能は文句なし
実際に使ってみて、ドラム式洗濯機にありがちな汚れ落ちない問題や生乾き問題は全く気になりませんでした。
洗浄力は、子供の食べこぼし汚れがどれくらいとれるかが気になっていました。洗濯前に米粒などはできるだけとるようにしていますが、細かい食べかすや油汚れはそのまま洗濯機に任せて問題なしでした。
にんじんやかぼちゃなどの色素は1回洗うだけだと若干残りましたが、何回か洗ってるうちに消えています。
乾燥機能についても、しっかりふわふわに乾燥されますしシワもほぼ気になりません。ふんわりキープというシワ予防の機能も付いてますが、使わなくても充分キレイだなと感じています。
前回使っていたドラム式洗濯機では、食べこぼしの汚れはなかなか落ちなかったですし、乾燥後は何もかもしわくちゃになっていたので、進歩を感じました…!!ここは本当に評価したいです。
残念ながら、電気代については、石油価格の高騰により正確な比較ができずにいます。もうしばらく経過を見守りたいと思います。
液晶パネルの使いやすさ見やすさ
正直、液晶パネルじゃなくてもいいと思っていたのですが、使ってみるとすごく操作しやすいです。
多種多様なコースがある高性能な洗濯機は、見やすい液晶パネルでないと機能を使いこなすのも難しいかもと思いました。
トップ画面で、【洗濯のみ】【洗濯~乾燥】【乾燥のみ】のどれかを選べば、それに応じてすべてのコースが一覧表示されます。
コースを選べば、洗いは何分なのか、すすぎは何回なのか、脱水は何分なのかチェックして微調整できます。
シンプルなデザインで必要最低限の情報のみ表示されているのでとても見やすかったです◎
自動投入タンクの大容量
自動投入機能も、使いだすともう楽すぎて手放せません。
冒頭でもお話しした通り、パナソニックの自動投入のタンクは他社と比べても容量が多いのがまた素晴らしい!
継ぎ足しすらも面倒くさいので、パナソニックの大容量タンクは超魅力的です。これだけ大きなタンクでも割とすぐ無くなるので、タンクはできるだけ大きい方が良いなと思いました。
個別投入口は毎回洗浄されていてほとんど汚れません。
自動投入タンクも一つずつ取り外せてメンテしやすかったですし、減りの早さが気になるなら洗剤の使用量を“少なめ”に設定することもできますよ~^^
AIエコナビが優秀
衣類の質や量、水温を検知して節電してくれる機能。今や当たりまえかも?しれませんが、しっかり検知してくれているようで感動してます。
洗濯レポートでお知らせしてくれるんですね!
わが家は、部分的にお風呂の水を使うので、エコナビのおかげで節電できています◎
節水
いつも“洗い”だけ風呂水を使っていますが、お風呂を見るとほとんど水が減っていないことに気づきました。少ない水量でもしっかり汚れが落ちてくれている点も評価できます。
【NA-LX129A】3か月使用して感じたデメリット
実際に使ってみて残念だったと思うこともお伝えします。
購入前から分かっていたこともあれば、チェックしていなかったこともありますので、今一度購入前に確認しておきましょう。
値段が高い
購入前も思いましたが、パナソニックのネックはやはり値段ですよね。
「もう少し安かったらパナソニックにするのに」という人は多いのでは?
性能は素晴らしいのですが、35万という金額はやはり高いなと、今も思っています(^^;
ドラム式洗濯機の寿命が代替7年くらいとすると、単純に割れば1年で5万円…、それだけの価値があるか?というところはよく考えた方が良いです。
そしてパナソニックに限らずなんですが、布団を洗う時に使う洗濯キャップなどの付属品は別売りです。
お掃除用品は必要だよね。
それに「洗えるものなら家で毛布や布団を洗いたい」と思う人が多いから洗濯キャップも欲しいなあ。
洗濯機の値段も高いのだし、付属品はひと通りつけておいてほしいという口コミは散見されましたね。
おしゃれ着洗剤の自動投入は全コースで使えるわけではない
おしゃれ着用のコースでしかおしゃれ着洗剤の自動投入は使えません。それ以外のコースでは、おしゃれ着洗剤を選択できないようになっています。
その理由としては、一般のおまかせコースだと、おしゃれ着洗剤の種類によっては、泡立ちすぎて運転時間が長くなったり排水口から水や泡があふれてしまう可能性があるから。
じゃあ普通の洗剤タンクにおしゃれ着洗剤を入れたらどうなの?
説明書のQ&Aでも「洗剤のタンクにおしゃれ着洗剤を入れても良いか?」という問いに対して「おしゃれ着洗剤専用のタンクに入れるように」と書かれています。
ただ、おしゃれ着用のコースは容量が2kgまでと少なく、つけおき時間が長かったり、脱水が短かったりで繊細な洋服しか使わないコースです。普段の洗濯では使いにくいコースなのでおしゃれ着洗剤の使用頻度が減ってしまいました。
となるとあまり使わないおしゃれ着洗剤のタンク自体、そんなに必要ないなと感じてしまいました;;;
乾燥ダクトの掃除
乾燥フィルター手前のダクト部分にもホコリがたまるのですが、ここは手作業になります。
結構な量のホコリがたまるので、自動洗浄機能があれば尚良かったなと改めて思いました。
先述の通り、東芝のZABOONは、窓パッキンの自動洗浄はありませんが、乾燥ダクトの自動洗浄機能はついてますよ。
パナソニックから乾燥ダクト用のブラシも販売されていますが、1,500円以上するんですよね。
ブラシに関しては代替しても良さそうなので、100均などで似たものを探してもいいかも。(あくまで自己責任で)
乾燥フィルター掃除
乾燥フィルターは、乾燥機能を使うたびに洗浄する必要があります。
指でホコリがぺろ~とめくれるのですが、細かいところまでは取り切れないので、仕上げにウェットティッシュで優しく拭き取ります。(力を入れすぎてフィルターを破ると買い替え代が高くつくので注意!)
これが地味にめんどくさい!東芝のZABOONは、ワンタッチでホコリが落ちるようになっていますので、その点は東芝のほうが上ですね。
ホコリを取り忘れるとどうなるの?
あまり溜めすぎると乾燥効率が悪くなって、生乾きになったり電気代が高くなるので、指で取れるだけ取り除くことはした方が良いです!
一方で、排水フィルターはそんなに汚れない点は良かったです◎1か月ごとに清掃するようにとありましたが、1か月経ってみてもそんなに汚れは溜まっていませんでした^^
NA-LX129Aはどんな人におすすめ?
こういう方には、NA-LX129Aがおすすめできます。
とにかく値段が高いので、上記が特に魅力に思わないなら他製品のほうがよいかもしれません。
例えば、
などなど^^
各洗濯機には得意不得意があるから、自分の重視するポイントを考えて選ぶのが良いですね◎
わが家も、子供がいなくて普段から服が汚れることが少なければ、お手入れが楽で節電節水が得意なSHARPも魅力的だなと思っています。
LX129は、値段さえ気にしなければ、確実に生活の質をあげてくれる超高性能な時短家電です。ただ、人によっては宝の持ち腐れになってしまうことも充分考えられます(^^;
子供が大きくなって、食べこぼしや泥だらけの服がなくなれば、もう少しコストダウンしてそこそこ性能のドラム式洗濯機を選ぶつもりですよ~!
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました(^^♪