産後入院が孤独…早く帰りたかった話。【後編】

マタニティ

産後入院レポ【後編】です。

前半をまだご覧になってない方はぜひこちらもお願いいたします。⇓⇓⇓

後編では、産後入院の後半(産後2日目~退院)の様子と、「産後入院を乗り越えるポイント」を振り返り、補足として「もっていかなくて困ったもの」を紹介します。

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入院中のスケジュール

念のため、入院中のスケジュール母子同室の基本を再掲しておきます。

入院中のスケジュール

産後当日  休息
産後1日目 母子同室指導
産後2日目 退院後の生活指導
産後3日目 沐浴見学(希望者)
産後4日目 AM 11:00退院 ➡ 産後ケアルームで母乳指導&マッサージ

各々の指導は1時間程度、その他は母子同室の時間です。

母子同室の基本

・3時間ごとに授乳とオムツ替え(1時 4時 7時 10時に実施して記録)
・毎朝7時に新生児室に預ける(検温、沐浴、着替えのため)

母子同室のルールは病院によって違うのでご参考までに。

産後2日目

AM 7:00 娘を新生児室へ

娘を預けた後シャワーを浴びてベッドに横になり、死んだように眠りました。
2時間ほど夢すら見ることなく寝ていて、気がついたら清掃係の方が部屋の掃除をしてくれてました。

看護師
看護師

○○さん、先ほど連絡したんですけどお手洗いでした?赤ちゃんのお迎えお願いしますね。

看護師さんのインターホンや、清掃員さんが入ってきたことすらも気づかず爆睡していたようでした…。

まだ二日目なのにこの体たらく…

退院後についての指導

産後2日目は、退院後の指導がありました。
昨日、母子同室指導を受けたママさんと一緒に説明を受けます。

退院日の流れだけでなく、生まれてから二か月“毎週同じ日にK2シロップを飲ませること”や、産後ケアルーム(育児・母乳相談室)の利用法、退院後の育児の注意事項などを説明されました。

冊子も貰えたのでメモもとりつつ質問しつつ。
孤独な入院生活において、こういう他の人と接する時間は気がまぎれるので有難いです。

私の産院では、餞別に哺乳瓶「母乳実感 産院用」1本と、病院オリジナルのキャンバストートバッグがもらえました。

こちらの母乳実感 産院用は、新生児期はめちゃめちゃ使いやすいので、貰えて助かりました。⇓⇓⇓

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実家の母も夫も気に入っていたのでもう一本追加しました。

胸が岩のように固く痛くなる

2日目にもなるとミルク作りやオムツ替えの仕方も覚えてきましたが、母乳をあげるのはなかなかスムーズにいかず。

私のあげ方が下手なのか、娘の吸う力がないのかよくわからず悪戦苦闘してました。

すると、どんどん胸が岩のように固くなりました。

看護師さんに、搾乳器を貸してもらって絞ると少し楽になりましたが、どんどん張ってきてキリがない。
胸を冷やすとラクになるということで、アイスノンを借りてはさんだり。(冷やしすぎは禁物)
母乳が染みてインナーがベタベタになるので、このころから母乳パッドをつけ始めました。

あまりに熱くて痛くて、あわてて自宅用に搾乳器を買うことにしました。
退院までに自宅に届いて欲しかったので、ゆっくり選ぶ時間もなくAmazonで安い電動の搾乳器を購入。

搾乳器が必要かは出産してみないとわかりませんが、私のように慌てて買うことのないように、「必要になったらこれを買おう」と下調べだけでもしておくことをおすすめします。

病院で借りた搾乳器は手動で時間が掛かり、腕も疲れたので、思い切って電動にしました。⇓⇓⇓

海外製の安物ですが強度も調整できるし、マッサージモードもあるので快適に搾乳出来ました。
何分しぼっているか時間も表示されます。コンパクトなので、結婚式に列席した際も持参できました^^

メデラやピジョンなどの電動搾乳器は1万円超えがほとんどで、あまり使わなかったら勿体ない…と手が出ませんでした。結局、搾乳器にお世話になったのは最初の3か月だけだったので、これで十分だったと思ってます。

母乳測定

娘と二回目の夜、7時ごろ。

看護師
看護師

今晩、母乳と身体測定しにくる?

新生児室に行けば、授乳の仕方をチェックしてもらえるとのこと。

せっかくなので、こういう機会は活用すべき!

勉強のためというよりは、【少しでも孤独な時間を減らしたい】という気持ちが大きかったです。

夜10時に新生児室にいくと、部屋に入りきれないほどのママさんと赤ちゃんが集まっていました。
その日入院してた人のほとんどが来ていたと思います。集まりすぎて、看護師さんもびっくりしてました。

もちろん「母乳測定したい!」って方だと思うけど、みんなも寂しいのかな、同じ気持ちなのかな、自分だけじゃないのかなと思ったりもしました。

二日目の夜は、他室からの赤ちゃんの声もあまり聞こえず、精神的にもリフレッシュできたこともあって、1日目よりは眠ることができました。

産後3日目

朝7時にいつものように娘を預け、すぐ沐浴見学があるので、急いで朝食を食べて待機。

明日の朝には退院できると思うと、頑張れる気持ちがしました。

沐浴見学

私の病院では、沐浴指導は希望者のみの見学形式でした。

看護師さんが、専用の洗面所で沐浴の仕方を教えてくれます。
見るだけで覚えるのは大変なので、できればメモを取ることをお勧めします。

見学後、沐浴の仕方のDVDを貸出してもらえたので、病室で復習しました◎

お祝い膳

三日目の夜ご飯はお祝い膳が出ます。
主人と一緒に食べたいなあと思っていたのですが。

もちろん面会できないので、お祝い膳も一人分です。

もし可能なら、パパさんとテレビ電話でお話ししながら食事すると、楽しくて良いですね◎
病院の食事は本当においしくて、三時ごろにはおやつも出て…食事に元気づけられてました(笑)

足のむくみ

「産後は足が浮腫む」とは聞いていましたが、こんなにパンパンになるとは思いませんでした。

足の感覚が鈍く、マヒしたような感じです。

見た目も明らかに足が膨らんでいて、巨大化
私の場合は産後一週間ほどでやっと戻りました。

私は、足の浮腫みは普段から感じないほうなので、大丈夫だろうと甘く見ていました。
普段浮腫まない人も、産後に限っては、着圧ソックスなどの浮腫み対策をすることをおすすめします。

産後三日目の夜

入院中最後の夜。
ミルクを飲ませても寝ないことがあり、抱っこしたり、歩き回ったり

この頃には産後の腰や股の痛みも軽くなったのですが、足はむくんでいるので娘を抱っこしながら歩き回るのが辛かった(-_-;)

でも明日で退院だ!そんな気持ちで耐えました。

退院日

AM 7:00

新生児室に娘を預け、帰宅用のベビー服を看護師さんに渡します。

沐浴後に看護師さんが着せてくれます。

真夏だったので、セレモニードレスではなく白い薄手のドレスオールにしました。

自室に戻って最後の朝食を食べて、退院の準備
出産入院費の支払いも、このタイミングでしてきました。

出産一時金や会社の福利厚生を使って、自己負担額は9万円でした。
※内 5000円は、陣痛がきた時の診察代
総額、約50~55万円といったところですね。

退院

新生児室に行くと、ベビードレス(もどき)を着てる娘が…‼°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
60サイズですが、小柄な娘にはまだ大きかったみたいで首回りも袖もぶかぶかww

でも、自分が準備した服を着てくれているのにちょっと感動。

これで晴れて退院。看護師さんにお世話になったお礼をしました。

産後ケアルームで母乳指導

最後に、併設の産後ケアルームで、母乳指導マッサージをしてもらいます。

私の病院の産後ケアは、退院してから一か月は無料で、それ以降は有料になります。
電話で予約をすれば、育児や母乳の相談、マッサージもしてもらえます。
病院によって違いますが、無料のうちにたくさん利用しましょう。

この時、胸が痛いくらい張っていたので、マッサージしてもらえて本当に助かりました…。

急いで搾乳器を購入したけど、まだ届いてない話をしたら、搾乳器を貸出してくださいました。
その後も、娘がへその緒が取れない(臍肉芽腫)ことや、体重増加が足りないことなど、がっつり1ヵ月お世話になりました。


産後ケアルームでの面談等が終わると、夫が迎えに来ていました。
三日ぶりの外、三日ぶりの家に帰ってきて、やっとホッとできました。

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産後入院を終えて

産後入院は、娘と逢えて嬉しいけれど正直辛い時間でした。

孤独なこと、身体が痛いこと、赤ちゃん慣れしてなくて不安なこと。
三重苦で、娘が生まれて嬉しい気持ちが、どこかへいってしまって。

赤ちゃん可愛いから大丈夫、孤独も耐えれる!って方はいいのですが、少し不安だなって方へ、「こうすればよかった」と思うことをまとめたので、参考にしてもらえると嬉しいです。

産後入院を乗り越えるポイント

①孤独を紛らわす

思い返せば、産後2日目が一番つらかったです。
まだ身体はつかれているし、娘の世話で神経を使っているし。

母子同室を心から楽しんでいるママさんもいるのに。
可愛い娘が一緒にいるのに。
自分はだめな母親だなあと思ったり。

一人だと、いろんなことをもんもんと考えてしまうから余計に良くないですね。

なので、家族や旦那さんや友達とたくさん電話をして、孤独な時間を減らした方が良いです。

②看護師・助産師さんを頼る

赤ちゃんをあやす助産師

わからないとき、不安なときはぜひ看護師さんや助産師さんを頼りましょう。
頼りづらい看護師さんもたまにいますが、優しく教えてくれる人もたくさんいます^^
看護師さんと話すことで、精神的に落ち着いたりします。

③リラックスする

私は何も持っていきませんでしたが、読書や音楽など趣味がある人は、持っていくとリラックスできるかも。

カフェインレスのコーヒーが部屋にあったり、自販機もあったので、産後三日目には好きなものを飲みながら動画を見たりもしてました。

赤ちゃんから目を離して没頭したり、周りに迷惑をかけなければ、少しくらい趣味でストレス解消しても良いと思います。本当はがっつりswitchしたかったけどその勇気はなかった…笑

④個室か相部屋か

面会禁止で孤独、相部屋の方がいいのかな?
と私も入院前から思いました。

意見が分かれると思いますが、正直私は、孤独でも個室で良かった派です。
相部屋だとテレビ電話もしづらいし、夜中、赤ちゃんが泣いたときすごく気を遣うからです。

他のお母さんとお話しできるのも魅力ですけどね…。ここは価値観によります。

持参せず困ったもの

持っていかなくて失敗したな~と思うものをまとめておきます。

  • 着圧ソックス
  • オムツ(予備)
  • 授乳インナーや産褥ショーツの予備
  • 洗濯セット(ハンガーなど)

足のむくみが予想以上だったので、着圧ソックスは欲しかったです。
着圧ソックスもどれくらい効き目があるかは定かではありませんが、ずっとマッサージするのも大変ですし、ないよりはマシだと思います。

オムツは産院から1パック貰えましたが、足りませんでした。
追加分はお金がかかったので、可能なら予備を持っていくか、家族に薬局などで買ってきてもらった方が安く済みそうです。

特に、小さめ赤ちゃんが使う「3S」という新生児用より小さいオムツは、1パックに入っている枚数が少ないんです。

そして、出産直後は産褥ショーツが血で汚れたり、母乳でインナーが汚れたりしたので、予備を持っていくか、洗濯セットがあると安心です。

私のお世話になった産院は、洗剤や洗濯機の貸出はありましたが、ハンガーがなかったので、干すのに困りました(笑)それに下着類を共用の洗濯機を洗うのは躊躇します…。

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さいごに

産後入院は辛いけど、乗り越えればよい思い出になることは確かです。
私も将来、第二子を授かった時には、この孤独を乗り越えたことを糧に頑張れそうな気がします。

とはいえ、その頃には、自由に面会できることを祈ります。

出産間近で不安に感じているプレママさん。
家族とリモートしたり看護師さんとお話しして、できるだけ孤独を感じないように楽しく過ごしてくださいね。

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