娘が生まれて3週間ほどたったころ、朝から晩まで泣き続けた時期がありました。
「魔の3週目」という言葉もあるくらい、新生児にはよくあることのようです。
早く時が経って大きくなってほしいと願う毎日でした。
その当時を振り返って、娘の様子や、魔の三週目が終わるまでの生活を記録しています。
魔の3週目とは?
「魔の3週目」とは、生後3週間ほどの赤ちゃんが、何をしても泣き止まなくなる期間のことです。
泣く理由は諸説ありますが、「いままでずっとママのお腹の中にいたのに、違うところにいる」と気づいたことで赤ちゃんが不安に感じているのでは、という意見が多いですね。
生まれてからの娘の様子
もともと、娘は生まれたときから良く泣く子でした。
産後入院中の一週間は比較的寝ている時間も多かったのですが、退院後は日中ほとんど起きてました。
新生児は「1日の半分以上寝ている」「ミルク飲んだらすぐ寝る」という事前の情報とは全く違いました。
寝てくれなくてもおとなしくしてくれたら良いのですが、娘は起きているときはずっと泣いていました。
もちろん、ベビーベッドに寝かしておくことはできません。
抱っこして歩き回らないと泣き止まない子でした。
魔の3週目の様子
魔の3週目になるとさらに寝なくなり、抱っこしても、歩いても、何をしても泣き止まなくなりました。
「赤ちゃんが泣き止む音楽」もたくさん試しましたが、ほとんど効かず。
一瞬だけ効いたものを一応リストアップします。
- ビニール袋のカシャカシャ音
- 胎内音 ←YouTubeであがってます
- 川や水槽の音 ←ちょっと風流w
一瞬泣き止みますが、寝るわけではないし、すぐまた泣き始めるのであまり使ってません。
しかし、娘自身の声が枯れても泣くので、喉を傷めないか心配でなんとか泣き止まそうと必死でした。
泣き止まないのですが、置くともっと泣くので、寝てくれと祈りながら抱っこして歩き回っていました。
幸い里帰り出産だったので実母と交代で抱っこしていましたが、ふたりともへとへとでした。
ちなみに、こういうよく聞く対処法は一切効きませんでした。
魔の三週目を乗り越えるためにしたこと
この記事を読んでくださっている皆さんは、本当に辛く大変な時期を頑張ってらっしゃるママさんパパさんだと思います。
これをしたら魔法のように泣き止むよ、寝てくれるよ、というアドバイスをしたいところですが、残念ながら、魔の3週目を乗り越えるには、赤ちゃんが落ち着くまでの忍耐しかありませんでした。
そして、できるだけ自分自身の心と体のストレスをためないように以下のことを心がけました。
助産婦さんに相談する
私の産院では、産後1ヵ月、無料で授乳指導や母乳のケアをしてくれる産後ケアルームがありました。
娘は、体重の増えがよくなかったのと、へその緒がとれなかったことから、毎週産後ケアに通っていました。
助産師さんは、なんでも相談にのってくれます。
混みあっているときは長話できませんが、今思えば変なこと聞いたなあって思うことも優しく答えてくれました。
娘が泣きすぎて声が枯れてしまったときも、「泣くことで肺が強くなるから大丈夫、声が枯れていてもちゃんと戻るよ」と安心させてくれました。
泣くからってずっと抱っこしている必要もないと知っていはいたけど、ネットだけの情報だと不安で。
でも助産師さんに面と向かって大丈夫と言われると、本当に大丈夫なんだ、と腑に落ちるんですよね。
直接、赤ちゃんのプロに相談して、話を聞いてもらうことはすご~く大事です。
母の友人で医療施設に勤めていた方の経験談ですが、夜間に雨に濡れてびしょぬれのママさんが赤ちゃんを抱えて「子どもが泣き止まないんです‼」と駆け込んできたことがあるそうです。
幸い異常はなかったそうですが、そのママさんは本当に不安で仕方がなかったんだろうと想像できますよね。話を聞いてもらって、幾分気持ちが楽になったのではないかと思います。
友人や親戚に相談
友人や親戚にも相談しました。
友人には「うちの子はそこまでひどくなかった」と言われてしまったのですが、友人のまた友人の子は大変だったみたいで、「甘えん坊なんだねぇ」と。(笑)
周りのにも同じくらい(もしくはそれ以上に)大変な人って、いるんですよね。
身近な人に話を聞いてもらって共感してもらうだけでも、少し前向きになれました。
ブログやYouTubeで情報収集
近くにママさんがあまりいなければ、ママさんのブログやYouTubeを見るのもいいですよ。
私は、ママさんの、「寝かしつけ」「泣き止まない」などがキーワードのブログや動画を探してみていました。
直接的な解決にはならなかったけど、皆さんも頑張ってることが伝わってきて、いつかは終わりが来ると前向きになれました。
寝かしつけをあきらめる
諦めるなんて元も子もないですが・・・。
娘は背中スイッチが敏感で、寝たと思ってベッドにおいてもすぐ起きてしまう子でした。
なんども試しては失敗する、ということを繰り返すうちに、試すことが辛くなってきました。
腕の中で寝るまでも時間がかかりましたので、どうせ起きるなら、無理な寝かしつけもやめることにしました。
それ以来、今まで抱っこして歩き回るような寝かしつけをしたことはありません。
どんなに頑張っても、眠くなければすぐ起きてしまうし、逆に、本人が眠ければ何もしなくても勝手に寝るんですよね。
夜なかなか寝ないこともありましたが、やることと言えば授乳だけで、寝るまでひたすら待ってました。
夜中まで寝ないとしんどいですが、赤ちゃんも疲れたら「いつかは寝る」ので割り切ってしまえば、精神的には楽です。
すると、不思議と生後5か月ぐらいには、勝手に寝てくれるようになりました。
赤ちゃんと離れる時間を作る
これは周りの助けが必要になるので、皆ができることではないかもしれませんが、少しでも一人になる時間をつくると、落ち着きます。
私は、里帰りの期間、たまにですが、母に預けて30分ほど出かけたりしました。
出かけると言っても近くの薬局にオムツや粉ミルクを買い足しに行くくらいです。ちょっとコーヒー飲むくらいでも違います。
産後ケアや、一時預かりを利用することは、悪いことではないです。
実際、産院に行ってみると、相談しているママさんがたくさんいます。
子育てが嫌になってしまうくらいなら、積極的に使うべきだなと思いました。
特に、里帰りできないママさんや、シングルマザーさんがワンオペで頑張っているのには尊敬しかないですし、辛いと思ったら抱え込まずにこういうところに助けてもらって欲しいです。
抱っこひもとおくるみ(スワドル)をつかう
腕で抱っこしたほうが落ち着きが良いのですが、だからといってずっと抱っこしていると、身体が疲れてしまいます。
なので、休憩をはさむ意味で、抱っこひもやおくるみ(スワドル)を使うと良いです。
スワドルにくるんだ方が抱っこもしやすく腕が多少楽になります。
娘は小柄で体重的にまだ抱っこひもは使えず、普通のおくるみは巻くのが面倒だったので、エルゴのスワドラーを使っていました。
マジックテープで固定できるのでほどけにくくて安心です。
手を入れるポケットもありモロー反射防止にもなります。
ママの腕や、抱っこひもからおろすよりも背中スイッチが発動しにくいので、生後3ヵ月頃までは便利で使っていました。
一か月健診のときもスワドラーで行きました!
エルゴ以外にも類似商品があるのでピックアップしておきます。
✾ スワドルミー ✾
スワドルミーはお値打ちで、カラバリも多くておしゃれ。
口コミも多く、人気なスワドルです。
✾ スリーピングベイビー ✾
Sleeping Babyはマジックテープではなく、ファスナータイプです。
ファスナーの安全対策もされていて着脱しやすく、マジックテープのビリビリ!という音で赤ちゃんを起こしてしまうことがないのが魅力◎
魔の三週目の終わり
魔の三週目がおわったかな、と感じたのは、二週間後くらいでした。
「抱っこしても泣き止まない」状態が少し落ち着きました。
たった2週間ですが、その前後も産後疲れや睡眠不足であることは変わらないので、長く辛い時間でした。
途中、娘と一緒に泣いているときもありましたw
ほんとに何しても泣き止まなかったので、こっちが泣けてきます。
最初は、赤ちゃんの泣き声に慣れてないので、泣かれるたびに罪悪感に襲われて、精神的に辛い…。
そして、すごく神経質だったので、小さなことでくよくよ悩んでストレスをためていました。
今なら、もう少しおおらかな気持ちで対応できるかもしれません。((笑))
苦労が人を育てる
寝かしつけ・泣きやむ音楽は、赤ちゃんによっては効くかもしれないのでとりあえず試してみましょう。過度に期待せず、もしかして寝たらラッキーくらいで。
でもやっぱり育児は忍耐なんだと、産後三週目にして思い知りました。
これからもっと悩むことは増えて、きっと悩みは尽きないのだと思います。
新生児のころがつらい
夜泣きが始まったころがつらい
後追いが始まった時がつらい
イヤイヤ期がつらい
反抗期がつらい
こどもの勉強や受験がつらい
辛い時期のない子育てなんてないし、苦労した分だけ後が楽になるとよく言われます。
私の従姉は子供のころ、超・育てにくい子どもだったそうですが、今では親戚の中で1番自立していてたくましいママさんになりました。
だから、苦労した分だけ立派な子に育ってくれると信じて頑張ろうと。
そして、たった一人で育児できるママになれたらすごいけど、それが普通じゃないと思います。
疲れ切る前に誰かを頼って、皆で乗り越えましょう!!