完全母乳(完母)になれなかった理由!失敗談と反省

育児

私は、ミルクメインの混合育児で娘を育てていました。

今思えば、もう少し頑張れば完全母乳にできたかなとも思います。

実は、私は産後すぐは母乳の出がよく、完全母乳でいけるかも!と言われました。
ただ、毎日娘の育児をこなすのに必死で、完母になるための努力もできていませんでした。

この記事では、私が思う完全母乳になれなかった理由を挙げています。

完全母乳を目指している方や、方向性に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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完全母乳・混合育児・完全ミルクとは

まず、私が考える「完母・混合・完ミのメリット・デメリット」は以下です。

完全母乳(完母)

母乳オンリーの育児

メリット

  • SIDSになりにくい
  • ミルク代がかからない
  • 調乳しなくていいので楽
  • おっぱいを飲んでる赤ちゃんがかわいい(これ大事)

デメリット

  • 哺乳瓶嫌いになると人に預けられない
  • 乳腺炎になりやすい
  • 断乳に苦労しやすい
  • 食事の管理が大変(栄養・禁酒など)

混合

母乳とミルクでの育児

メリット

  • 母乳を飲ませながらも人に預けられる
  • 臨機応変に対応できる

デメリット

  • ミルクの量の調整が難しい
  • 維持することが難しい(いずれ完母完ミになる可能性あり)

完全ミルク(完ミ)

ミルクオンリーの育児

メリット

  • パパも育児に参加しやすい
  • 大きくなると赤ちゃん一人で飲める
  • 母乳トラブルになりにくい

デメリット

  • ミルク代がかかる
  • 外出時に荷物が多い(調乳アイテムなど)
  • SIDSのリスク

このように、どの方法もメリット・デメリットがありますよね。

完全母乳だとミルクを作る手間もないですし、ミルクや調乳アイテムもほぼ必要なく低コストで、なにより授乳中の赤ちゃんが可愛くて幸せな気持ちになれることが、私にとって大きなメリットでした。

母乳だと病気になりにくいという点に関しては、完全母乳でも生後5ヵ月頃に病気にかかってしまった友人もいたので、一概に言えないと思います。(SIDSに関しては母乳育児のほうがなりにくいという研究結果があるようです。)

ミルクも、できるだけ母乳に近づけて、免疫成分が入ってるものもあるのでご紹介します。

初乳に多いラクトフェリン配合のミルク

はぐくみ | 商品情報 | 森永乳業 妊娠・育児情報サイト「はぐくみ」
森永乳業のはぐくみについてご紹介いたします。
E赤ちゃん | 商品情報 | 森永乳業 妊娠・育児情報サイト「はぐくみ」
森永乳業のE赤ちゃんについてご紹介いたします。

免疫強化などで初乳に多い成分「ラクトフェリン」が入っているミルクは、森永乳業「はぐくみ」「E赤ちゃん」です。

E赤ちゃんは消化しやすい成分も入っていて、お腹にやさしいですが、お値段もお高めです。
便秘などなければ「はぐくみ」で十分だと思います。私は「はぐくみ」を使っています。

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※注 ↑エコらくパックとは、缶ではなく袋を詰め替えるタイプです。缶ゴミが出ないのでおすすめ。

このように、ミルクでも母乳と同じくらいの栄養が取れるのですが、母乳が絶対良いと言う人はいまもいます。
私も母乳で育てることに憧れていたので、完母になれなかったことで少し娘に申し訳ない気持ちがあったりもします。

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完母になれなかった理由

振り返ってみると、もう少し頑張ればよかったなと思う点(失敗談)は以下です。

低体重のためミルクに頼ってしまった

娘は2500g台で生まれましたが、ミルクの吐き戻しが多く、入院中に2300gまで減少。
生まれた後体重が減るのはよくあることですが、もともと小さめだったので、「しっかりミルクを飲ませて体重を増やすように」と言われていました。

そして1ヵ月健診では日増25g以上でなければ注意されると言われ、かなり焦りました。

乳首の痛みで授乳を遠ざけてしまった

ママさん全員が通る道だと思いますが、初めての授乳は痛いです。

赤ちゃんもおっぱいを飲むことに慣れていないので、くわえ方が下手で乳首が切れてしまうことも。

私はもともと肌が弱く、子供を産む前から胸周りの皮膚が荒れたり乳首が切れたりしていたので、保湿剤を塗ってもなかなか治らずに繰り返していました。

乳頭保護器搾乳器を使って母乳を出すことは続けたほうがよかったですね。

母乳が足りているか確認していなかった

母乳が足りてるか調べるには、体重を量るのが確実です。
お店の授乳室にベビースケールがおいてあるところもありますし、家でも量りたいなら購入・レンタルすることもできます。

今思えば、短期間のことなので、お金を惜しまずレンタルすればよかったかなと思います。

そして、おむつがしっかり濡れているかどうかも、判断のポイントのようです。
一日5~6枚のおむつを濡らしていて、便も出ていれば足りていると判断できると言われています。

あまり搾乳しなかった

搾乳すると母乳量が増えると言われたので搾乳器を購入しましたが、良く泣いてあまり寝ない子で搾乳する暇がありませんでした。

娘を夫や親にみてもらっている間にもっと搾乳すればよかったなと今では思います。

授乳間隔をあけてしまう(胸が張る)事が多かった

生後一か月を迎えた後、外出することが増えました。
外出先でもしっかり授乳すべきだったんですが、ミルクのほうが早く飲んでくれるし腹持ちが良いのでおっぱいを飲ませずミルクをよく飲ませていました

母乳を増やしたいなら、頻回授乳すべきだったと思います。

おっぱいを飲ませず胸が張った状態を繰り返すと、母乳が出なくなってきます。

母乳相談室・母乳マッサージ(桶谷式など)に通わなかった

もともと、マッサージなどのケアを習慣づけることも苦手でした。
完母の友人に相談した時に母乳マッサージに通ったという話も聞いたので、私も通っていたら母乳が出るようになったかもしれません。

有料で費用が掛かること、まだ赤ちゃんを連れて一人で外出するのが怖かったことが、行こうとしなかった理由です。
ただ、完母になればミルク代が浮くので、結果的にコストは低くなるかもしれません。

出産した産院が母乳ケアを行っていれば、そちらのほうが安い場合があります。

後から知ったのですが、母乳相談室は赤ちゃんとママ以外に付き添いの人を連れてもいいそうなので、おばあちゃんが着いてきてくれると安心ですね。(コロナ禍は不明ですが…)

ミルクメインの混合育児について

生後9か月ごろまで、ミルクメインの混合で育てていました。
具体的には日中はミルクメインで母乳はおやつ程度、夜間は娘が起きたときに母乳を飲ませていました。

しかし、この方法だと混合育児を維持することは難しいです。

母乳は夜間メインなので、夜中に娘が起きなければ母乳をあげないこともあり、母乳が出なくなってきます。
夜間授乳で母乳量が増えるので、子供が起きなくても授乳するようにするか、日中の授乳を増やさないと、完全ミルクに自然と移行していくことになりそうです。

娘も、生後9カ月でおっぱいは卒業し、以降は離乳食とミルクのみになりました。

ミルクメイン混合育児の結果は以下の記事でまとめています。⇓

母乳メインの混合がベスト?

完全母乳になれなくて残念だと思う反面、完母で乳腺炎を繰り返して苦労している友人もいるので、無理やストレスのない、自分に合ったスタイルで育てていくことが一番だともおもいます。

ストレスなく完母になれるのが理想ですが、難しければ母乳メインの混合も良いなと思います。
母乳育児しつつ、パパもミルク(もしくは搾母乳)で育児に参加できるスタイルで、完ミよりもミルク代も安く済みます。

完母で哺乳瓶拒否になるよりは、このスタイルのほうがいいかもしれないと思っています。

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まとめ

次こどもが生まれたら、反省を生かして、完母か母乳メインの混合を目指します。

でも一番大事なことは、無理なくストレスなく育児ができること。

ミルクメインの混合になったことは、それが今の自分に合っていたのだと思っています。